安く買うための交渉

歩合制の仕事をしている人がいます。
これらの人は、お客さんが商品を購入してくれた場合に、その一部を給料として受け取ることができます。
歩合制にも色々あって、完全歩合のところもあります。
これは基本給部分がまったくないということです。
つまり、売らない限り給料がないということになります。
一部歩合制というところもあります。
この場合は、基本給となる給料があります。

しかし、これだけでは大した額にならないので、売り上げをあげることが前提になっている給与体系という事が出来ます。
このようなスタイルで働いている方の場合は、商品を売ることにかなりの情熱を傾けることになります。

これは中古車を売っている方であっても同じです。
お店によって待遇は異なりますが、車を売った人に報奨金が出ることがあります。
つまりは歩合制ということです。
売れば売った分だけ自分の収入が増えるという事になれば、一生懸命営業を行います。
それによってお店全体の売り上げも上がっていくというわけです。
中古車の上手な選び方を考えている人は、この仕組みに注目することができます。
中古の車を扱っているお店の店員は、ぜひとも購入して欲しいと思っています。
特に、自分から購入して欲しいと思っています。
逆にいえば、購入するつもりがない冷やかしの客に時間を奪われたくないとも思っています。

こう考えるのも無理はないでしょう。
その時間を見込み客に使った方が、効率がいいからですね。
こちらが本気で購入するつもりがあるのであれば、別のお店の車とここの車とどちらにしようか迷っていることを告げることができます。
迷っている車があるときは、それを伝えることができるのです。
そうすることで店員は少し頑張ろうという気になります。
もう少し頑張ったならばこのお客さんに購入してもらえると考えるからです。
このように迷っていることを伝えることで、交渉相手の店員さんからさらなら値引きを引き出せる場合があります。